フェアコールSA100は、圧縮機の高負荷、高効率運転が指向される中で、“より安全”で“より使いやすい油”として設計された新しいタイプの合成系往復動圧縮機専用油です。フェアコールSA100のカーボンレス性能は、省力化・省コストを実現し、トータルメンテナンスコストの低減を図ります。

フェアコールSA100はカーボン生成がほとんど ないために、バルブの清浄性に優れ、バルブ寿命 とメンテナンスインターバルの延長が図られま す。メンテナンスインターバルの延長は実際にお 使いいただきながらお決め下さい。

フェアコールSA100は、引火点約270°C、発火点約400°Cといずれも鉱油系より10~20°C高く、 近年の高温高負荷化や高圧縮化にともなう火災の危険に対し、より安全です。また、カーボン生成が極めて少ないことも従来の堆積カーボンによる蓄熱発火などの予防保全対策となります。

フェアコールSA100は、安定性に優れるため、通常の使用条件では悪臭のもとになる分解物の生成がなく、運転時に不快な臭気を発生しないので作業環境が良好に保てます。

フェアコールSA100は、シリンダ注油を考慮して潤滑性(例:FALEX焼付荷重)をより向上させています。また、優れた水分離性能はオートドレ ン機構設置型や排水問題に十分対応でき環境汚染の防止に貢献します。

従来の往復動圧縮機油と酸化寿命(RBOT)を比較しますと、フェアコールSA100は20倍以上の寿命であることがわかります。

(1) 省力化を実行する往復動ガス圧縮機
(2) より安全運転を望む往復動ガス圧縮機 例.船舶搭載圧縮機、高稼働率の工場設備圧縮機など