ガソリンスタンドでオイル交換をお願いするとき、「どれにしますか?」と尋ねられ、つい「安いので」と答えていませんか?
今回は、高いオイルと安いオイルの違いや価格差に秘められた謎について公開しますので、オイル交換時はもちろんのこと、オイルを購入するときにも参考にしてくださいね。
エンジンオイルとは?
エンジンオイルとは、車が走行するためにガソリンが燃焼、爆発するときの摩擦を小さくし、摩擦によっておこる悪影響を少なくする油(潤滑油)のことです。
また、エンジンオイルの成分を大きく分けると、ベースオイルが約8割、添加剤が約2割となっています。
実は、この「ベースオイル」や「添加剤」の量や質などによって価格差が生まれているのです。
まずは、3種類あるベースオイルの特徴について、それぞれみていきましょう。
化学合成油
頻雑な工程を用いて、原油から可能な限り不純物を取り除いた、高性能で高品質な純度の高いエンジンオイルのことです。
下記のような特徴とメリットがあり、長距離運転や高速道路の走行が多く、車を長持ちさせたい人によく利用されています。
・冬の寒い時でもエンジンの始動が良い
・耐熱性が高いため、オイルが劣化しにくい
・蒸発しにくい
鉱物油
蒸留した原油を精製したエンジンオイルで、安価なエンジンオイルです。
オイルを精製するまでの過程が簡単なため不純物が多く、化学合成油と比較すると、燃費を維持する力やエンジンの始動が劣っていると言えます。
部分合成油
化学合成油と鉱物油を混ぜ合わせることにより、お互いのデメリットを補い合うようつくられたエンジンオイルです。
品質や性能は化学合成油の割合や質にもよって異なりますが、価格が化学合成油より安価なため、走行距離が多く頻繁にオイル交換をする人によく利用されています。
オイルの価格差による違い
「エコオイル」「省燃費オイル」とも呼ばれている低燃費オイルが登場するまでは、鉱物油が「安いオイル」として流通していました。
しかし低燃費オイルの登場で鉱物油の需要が薄れ、大量生産しにくくなったことで価格が上昇しているため、価格だけでオイルを判断することは難しくなっています。
車には高いオイルがベスト?
オイルの価格はさまざまで、1リットルが千円以下のものもあれば、3千円以上するものもあり、大きな価格差があります。
どのオイルが良いかは車によって違うため、取扱説明書などで確認しておきましょう。
まとめ
基本的には「化学合成油」が高性能・高品質で、車にもよいと言われています。
しかし、エンジンオイルが指定されている場合もありますし、何十年も前の古い車などは化学合成油に対応していない場合もあります。
ベースオイルや添加剤、粘度、価格について確認し、自分の車に合ったエンジンオイルを選択することをおすすめします。
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